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足の親指を欠損した場合、エピテーゼは作れる?製作の可否と考え方を解説

先日、
「足の親指を欠損した場合でも、エピテーゼの製作は可能でしょうか?」
というお問い合わせをいただきました。

エピテーゼサロン綴には、日々さまざまな欠損に関するご相談が寄せられていますが、
その中でも 足趾(特に足の親指)のエピテーゼ製作 は、比較的ご相談の少ないケースでありながらとても重要な意味を持つ部位だと感じています。

なぜ足の親指の欠損は生活に影響が大きいのか

足の親指は

  • 歩行時のバランスを取る

  • 踏ん張る力を支える

  • 体重移動を安定させる

といった役割を担っています。

そのため欠損があると
見た目の問題だけでなく、歩きにくさや違和感など、日常生活への影響が大きくなる部位
でもあります。

「靴を履くと不安定に感じる」
「長時間歩くのがつらい」
「人目が気になってしまう」

こうしたお悩みを抱えている方も少なくありません。

足の親指のエピテーゼは作れるのでしょうか?

結論からお伝えすると、
製作の可否は、お一人おひとりの状態によって異なります。

判断の際には

  • 欠損の範囲

  • 皮膚や断端部の状態

  • 周囲組織の動き

  • 日常生活や靴の使用状況

など、さまざまな条件を総合的に確認する必要があります。

そのため
「必ず作れます」と一概にお伝えすることはできません。

しかし私たちは、これまでの経験と技術をもとに、
「今できる最善の方法は何か」 を常に考え、製作の可能性を探っています。

Screenshot

エピテーゼは見た目を補うだけのものではありません

エピテーゼは、単なる装飾品ではありません。

その方の身体の一部となり、日常に寄り添う存在 です。

見た目の回復だけでなく

  • 外出への不安が軽くなる

  • 人前に出る気持ちが楽になる

  • 「自分らしさ」を取り戻す

といった心の回復や、日常を取り戻すことにつながるもの だと私たちは考えています。

難しいからこそ、向き合い続けたい

足の親指のエピテーゼ製作は、
決して簡単なケースばかりではありません。

それでも困難だからこそ、挑戦しがいがある。
そして、完成したエピテーゼを手にしたときの笑顔に出会えることが
私たちの仕事の大きなやりがいです。

同じようなお悩みをお持ちの方へ

もし

  • 足の親指の欠損で悩んでいる

  • エピテーゼが作れるのか分からず不安

  • どこに相談すればよいか迷っている

そんなお気持ちをお持ちでしたらどうぞお気軽にご相談ください。

最初の一歩を私たちと一緒に踏み出していただけたらと思います。

▶ お問い合わせはこちら
👉公式LINE または TEL076-287-3182

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すぎちゃん

杉本 雄二(すぎもと・ゆうじ)プロフィール
エピテーゼサロン綴 代表。
歯科技工士/日本歯科技工学会 評議員/技工士教育・研究開発にも精力的に取り組む。
1984年に富山歯科総合学院 歯科技工士科を卒業後、石川県立中央病院 歯科口腔外科に勤務。
1994年に歯科技工所「デントニウム」を開設、2003年には法人化。
以来、歯科技工だけでなく、再建医療・審美分野への応用技術に取り組み、
人工乳房・耳・指などのエピテーゼ製作やカスタム手術ガイドの開発も行っている。
■ 主な役職歴
• 2014〜2020年:石川県歯科技工士会 会長
• 2022年〜:石川県歯科技工士連盟 会長
• 日本歯科技工学会 評議員
• 第41回日本歯科技工学会 準備委員長
• 2016〜2018年:日本歯科技工士連盟 理事
■ 海外発表・国際活動
• 2013年:国際歯科技工学会(韓国)にて発表
• 2017年:ベトナム国際セミナー「歯科医療に貢献する歯科技工」参加
• 2018年:アメリカ審美学会(AEED)にて発表
• 2019年:台湾・台南歯科医師会総会に招待参加
• 2025年:国際歯科技工学会 ポスター発表(優秀賞受賞)
■ 特許・共同研究実績
• 2011年:歯科用インプラントに用いるジグ(特許取得)
• 2022年:指エピテーゼの関節機能に関する共同研究(国立石川高専)
• 2024年:人工乳房の開発(金沢工業大学と共同研究)
• 2024年:口唇口蓋裂患者向け、ホッツ床とエピテーゼ一体型新技術の開発
________________________________________
「医療技術と美しさの両立」を目指して、患者一人ひとりのQOL向上に寄与する技工を日々探求中。
現在は、技工と形成外科・再建医療の融合分野にも取り組みながら、
後進育成や地域の医療連携にも力を注いでいる。

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