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歯科技工カービングコンテストで優秀賞|毎日30分の積み重ねが生んだ結果

コツコツ続けた先に、うれしい結果がありました

今日は、とてもうれしい報告です。
弊社の奨学金制度を利用して、歯科技工士学校に通いながら働いている新入社員が、愛知県で開催される歯科技工学術大会のカービングコンテスト部門で優秀賞をいただきました。

本当に素晴らしいことだと思います。
まずは、心から――おめでとうございます。

毎日の「30分」が積み重なっていた

この新入社員は、学校が終わってから会社に来て、必ず30分は歯のカービング練習を続けていました。

疲れている日もあったと思います。
学校の課題もあったはずです。
それでも、毎日コツコツと練習を欠かさなかった。

この「続ける」ということが、いちばん難しい。
特別な才能があるかどうかよりも、
今日もやる、明日もやる――それを積み重ねられる人は強いなと、日々感じていました。

カービングは“削る作業”ではなく“観察の訓練”

歯のカービングは、ただ削ればいいというものではありません。

天然歯の形態をよく観察し、立体的に捉え、それを石膏の棒の中に再現していく。
とても地道で、集中力のいる作業です。

咬頭の高さ、溝の流れ、面の移り変わり、微妙な丸み。
ほんのわずかな角度の違いで、歯の印象は大きく変わります。

だからこそカービングは、
「手を動かす訓練」であると同時に、「目を鍛える訓練」でもあります。

カービングで身につく力は、将来ずっと残る

この作業で養われる力はとても大きいです。

  • 形を見る力
  • 形を再現する力
  • 細かい違いに気づく力

これらは、歯科技工の基本であり、将来どんな分野に進んでも必ず役に立つものです。
そしてそれは、私が取り組んでいるエピテーゼ製作にも通じる力だと思っています。

エピテーゼでも、ほんの少しの厚みやカーブの違いで「自然さ」が変わります。
結局のところ、ものづくりの根っこにあるのは、観察して、理解して、再現する力です。

“たった30分”が、結果をつくった

今回の優秀賞は、特別な一日だけの頑張りで取れたものではなく、
毎日の「たった30分」を積み重ねてきた結果なのだと思います。

“たった30分”
でも、それを毎日続けるのは簡単なことではありません。

気分が乗らない日もある。疲れている日もある。
それでも「やる」と決めて、続けてきた。

やはり、努力は裏切らないのだなと、あらためて感じました。

会社としても、応援できることがうれしい

会社としても、こうして学びながら働く若い力を応援できることを、とてもうれしく思います。

奨学金制度も、ただ学費を支援するだけではなく、
こうして本人の成長や自信につながっていくことに、大きな意味があるのだと実感しました。

「学ぶ」ことと「働く」こと。
どちらかが欠けると、成長は偏ってしまいます。
両方が揃ったとき、伸び方が大きく変わる。

今回の受賞は、そのことを改めて教えてくれた出来事でした。

次の目標へ。ここからが本当のスタート

本人にとっても、今回の受賞は大きな励みになるはずです。
そして同時に、「もっと上手くなりたい」という新しい目標にもつながるのではないでしょうか。

賞を取った瞬間は、確かにうれしい。
でも本当の価値は、その後にどう成長していくかにある。

これからも、学校での学びと現場での経験の両方を大切にしながら、
一歩ずつ成長していってほしいと思います。

本当におめでとうございます。
そして、これからの成長も楽しみにしています。

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すぎちゃん

杉本 雄二(すぎもと・ゆうじ)プロフィール
エピテーゼサロン綴 代表。
歯科技工士/日本歯科技工学会 評議員/技工士教育・研究開発にも精力的に取り組む。
1984年に富山歯科総合学院 歯科技工士科を卒業後、石川県立中央病院 歯科口腔外科に勤務。
1994年に歯科技工所「デントニウム」を開設、2003年には法人化。
以来、歯科技工だけでなく、再建医療・審美分野への応用技術に取り組み、
人工乳房・耳・指などのエピテーゼ製作やカスタム手術ガイドの開発も行っている。
■ 主な役職歴
• 2014〜2020年:石川県歯科技工士会 会長
• 2022年〜:石川県歯科技工士連盟 会長
• 日本歯科技工学会 評議員
• 第41回日本歯科技工学会 準備委員長
• 2016〜2018年:日本歯科技工士連盟 理事
■ 海外発表・国際活動
• 2013年:国際歯科技工学会(韓国)にて発表
• 2017年:ベトナム国際セミナー「歯科医療に貢献する歯科技工」参加
• 2018年:アメリカ審美学会(AEED)にて発表
• 2019年:台湾・台南歯科医師会総会に招待参加
• 2025年:国際歯科技工学会 ポスター発表(優秀賞受賞)
■ 特許・共同研究実績
• 2011年:歯科用インプラントに用いるジグ(特許取得)
• 2022年:指エピテーゼの関節機能に関する共同研究(国立石川高専)
• 2024年:人工乳房の開発(金沢工業大学と共同研究)
• 2024年:口唇口蓋裂患者向け、ホッツ床とエピテーゼ一体型新技術の開発
________________________________________
「医療技術と美しさの両立」を目指して、患者一人ひとりのQOL向上に寄与する技工を日々探求中。
現在は、技工と形成外科・再建医療の融合分野にも取り組みながら、
後進育成や地域の医療連携にも力を注いでいる。

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