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指エピテーゼ製作 完成編|試適と色合わせを経た最終仕上げの日

前回の試適から、いよいよ最終仕上げへ

前回のブログでは、
指エピテーゼ製作における最終工程である「試適」と「色合わせ」についてご紹介しました。

今回は、その続きとなる最終仕上げの日です。

前回の試適の際、
人差し指・中指・薬指の3本のうち、
特に中指の長さと、自然な曲がり具合について、
「もう少しだけ調整してほしい」というご本人さまのご意向がありました。

そのお声を大切に受け止め、
形状を一から見直し、再調整。
前回確認した色味をベースに、
全体の着色を進めたうえで、この日の最終仕上げに臨みました。

ご本人さまとお母さまの反応

この日は、ご本人さまとお母さまがご一緒にご来店くださいました。

完成した指エピテーゼをお見せすると、
お母さまから思わず

「わあ…すごい…いい!」

というお言葉が。
まだ装着する前の段階でのその反応に、
私たちも胸が熱くなりました。

その後、
ご本人さまに1本ずつ実際に装着していただくと、
3本の指が自然に手に馴染み、
全体としてとても違和感のない仕上がりに。

ご本人さまの表情がぱっと明るくなり、
「すごく自然ですね」と喜んでいただけたことが、
何より嬉しい瞬間でした。

自然光での確認と、最終の色調整

エピテーゼの着色において、
とても大切にしているのが
「室内と自然光での見え方の違い」です。

サロンの照明の下で見る印象と、
外の自然光の中で見る印象とでは、
エピテーゼはまったく違って見えることがあります。

そのため今回は、
着色を進めながら何度か外に出ていただき、
自然光の中で色味を確認しながら調整を行いました。

正直にお伝えすると、
100%まったく同じ色に合わせることは不可能です。

ですが、
「どの見え方が一番、ご本人さまにとって自然で安心できるのか」
その点を何度も確認しながら、
指の付け根部分の最終着色や、
細かな陰影の調整を重ねていきました。

最終的には、
ご本人さまにも「納得です」と言っていただける仕上がりとなり、
私たちもほっと一安心しました。

完成後の流れと、これからの一歩

この後は
エピテーゼにコーティング処理を施し
完成品としてご自宅へ郵送する流れとなります。

ご本人さまは
4月から県外で大学生として新たな一歩を踏み出されます。

新しい環境、新しい人間関係。
不安も期待も入り混じる中で、
このエピテーゼが、
少しでも気持ちを軽くし
自分らしく前を向く支えになれたら――

そう思うと、
私たちにとってもこの仕事の意味を
改めて実感する時間となりました。

おわりに

エピテーゼは、
ただ「形をつくる」ものではありません。

その人のこれからの生活や
新しい挑戦にそっと寄り添う存在でありたい。

今回の指エピテーゼが
新しい生活の中で
自然に、そして安心して使っていただけることを
心から願っています。

これからも
一人ひとりの想いに寄り添ったものづくりを
大切に続けてまいります。

▶ お問い合わせはこちら
👉公式LINE または TEL076-287-3182

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