
「自分は大丈夫」は、いちばん危ない
綴ー絆の会では、乳がんをはじめとするがんの早期発見について、啓蒙活動を続けています。
日々さまざまな情報に触れる中で、今回あらためて大腸内視鏡検査のポスターを目にし、強く感じたことがありました。
それは――
「自分は大丈夫」という思い込みほど、危ういものはないということです。
がんは「症状がない」うちに進む
がんは、初期にはほとんど症状がありません。
痛みもない、違和感もない。
だからこそ、「忙しいし」「今は元気だし」「そのうちでいいか」と先延ばしにしてしまいがちです。
そして厄介なのは、その“先延ばし”を支える言葉が、たいてい
「自分は大丈夫」だということ。
でも実際は、がんは「大丈夫な顔」をして進むことがあります。
気づいたときには進行していた――というケースが少なくないのも、そのためだと思います。
検査は「見つける」だけでなく「予防する」行為
ポスターにもあるように、検査には大きな意味があります。
- 便潜血検査で陽性の場合、一定のがんリスクがある
- 精密検査ではポリープが見つかることも多い
- ポリープを切除することで、将来のがんリスクを下げられる
つまり検査は、単に「病気を見つける」だけではありません。
将来のリスクを減らす=予防するという意味も持っています。
「何も見つからなかった」なら、それは安心材料になります。
「何か見つかった」なら、早い段階で対処できる可能性が高まります。
どちらに転んでも、検査は“未来のための行動”なのだと思います。
私自身の経験が、考え方を変えました
私自身、がんの手術を経験しました。
そして一年後の検査でポリープが見つかり、その場で切除していただきました。
もし検査を受けていなかったら。
もし「大丈夫だろう」と思って先延ばしにしていたら。
そう考えると、定期検査の大切さを身をもって実感します。
「受けてよかった」と思えることは、案外こういうところにあります。
検査の“その日”は嫌でも、その先の安心がまるで違う。
経験してみると、検査は怖いものというより、安心を買う行動に近いと感じています。
綴ー絆の会が伝えたいこと
綴ー絆の会では、乳がん触診キットの普及やアピアランスケアの啓発を通して、
- 知ること
- 気づくこと
- 行動すること
この3つの大切さを伝えています。
「ちょっと気になる」
「なんとなく違和感がある」
その“ちょっと”を見過ごさないこと。
早期発見は、命を守るだけでなく、
身体的負担も、精神的負担も、そして生活への影響も大きく変えます。
「今できることをしておこう」という選択
検査は、怖いものではありません。
未来の安心を得るための、一歩です。
どうか皆さん、
「自分は大丈夫」ではなく、
「今できることをしておこう」という選択をしてください。
それが、ご自身とご家族を守ることにつながります。
私たちも、これからも継続して啓蒙活動を続けていきます。
小さな行動が、大きな安心につながると信じて。
