第47回日本歯科技工学会学術大会に参加してきました
第47回日本歯科技工学会学術大会に参加してまいりました。
今年も全国各地から歯科技工士、研究者、学生、関連企業の皆さまが集まり、会場全体が大きな熱気に包まれていました。技工の未来を語り合う空間に身を置くと、「この業界はまだまだ進化する」という希望とエネルギーを強く感じます。

今回の学会テーマは、
「技工の未来を創る知と技の融合」
というもの。
デジタル技術が急速に浸透する今、アナログの強みとどう融合し、どう次のステージへ進むか——まさに現場に直結する内容ばかりで、学びの多い大会となりました。
新入社員がカービング大会に初挑戦!
今回の参加で特筆すべき点、それは当社の新入社員2名が「歯型カービング大会」に初挑戦したことです。
エントリーの段階から本人たちの顔つきは真剣そのもの。毎日業務後に残って練習を続ける姿を見て、私たち先輩社員も胸が熱くなるほどでした。
大会当日、緊張の面持ちでステージに立つ二人。その姿は、まさに“歯科技工士としての第一歩を踏み出した瞬間”でした。
カービング大会は、技術の精度だけでなく、集中力、持久力、そして作品に対するこだわりが試されます。全国から集まった同年代の技工士や学生たちの作品と向き合うことは、彼らにとって大きな刺激になったことでしょう。
結果だけではなく、挑戦する姿勢そのものが彼らを大きく成長させたはずです。
今回の経験が、これからの技工人生を支える大切な財産になってくれればと願っています。
展示や講演から得た最新トピックス
展示ブースでは、最新の材料・機器・デジタル技術の紹介が所狭しと並び、どの企業担当者の説明も非常に熱のこもったものでした。
特に印象的だったのは、
- 軽量化された義歯素材
- 高精度で短時間に造形できる3Dプリンター
- 誰でも扱いやすい簡易型スキャナー
- AIを活用した補綴設計ソフト
など、日々進歩する技術を肌で体感できたことです。
中でも義歯関連のデジタルデバイスは非常に進化しており、従来の製作工程を大幅に短縮できるだけでなく、品質の安定化に大きく寄与すると感じました。
エピテーゼにも応用できそうな技術がいくつかあり、スタッフと「これは現場でも試してみたいね」と盛り上がりました。
医科領域の発表も充実
また、歯科技工の枠を超え、医科領域への応用発表も複数ありました。
特にエピテーゼ(人工補綴物)に関連したセッションは満席に近い状態で、多くの方が関心を持っていることが伺えました。
“歯科技工の技術が医療の幅を広げる” という視点は、私たちが日々挑戦しているエピテーゼ製作とも重なり、今後の可能性をさらに強く感じる時間となりました。
未来を見据えると、今やるべきことが見えてくる
学会に参加すると、日々の忙しさの中で見失いがちな「原点」に立ち返ることができます。
なぜ技工士という道を選んだのか。
なぜこの仕事が好きなのか。
何を大切にして技工に向き合ってきたのか。
そんな気持ちを、改めて思い出させてくれるのが学会という場所です。
また、全国から集まった技工士たちの姿勢、考え方、作品、取り組みから刺激をもらい、「もっと頑張りたい」「もっと上手くなりたい」と素直に思える貴重な時間でもあります。
今回得た学びや気づきを言葉だけで終わらせるのではなく、現場の作業や後輩育成、製作フローの改善など、さまざまな場面で活かしていきたいと強く感じています。
来年の第48回大会が楽しみです
毎年、学会に参加するたびに「技工の未来は明るい」と実感します。
それは、どの世代の技工士も学び続け、前へ進もうとしている姿勢があるからです。
当社の新入社員も、今回の挑戦をきっかけに確かな一歩を踏み出したのではないかと思います。若い世代が活躍し、ベテラン技工士が支え、そして企業や研究者が技術を磨き続ける——この循環が技工業界全体の発展につながっていくはずです。
来年の第48回大会が今から楽しみです。
そして、そこでまた新しい発見と仲間に出会えることを願っています。
今回の学びを胸に、日々の技工業務にしっかりと還元していきたいと思います。


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