この記事でいう「耳エピテーゼ」は、なくなった耳の一部を補う“つけ耳(人工耳・義耳)”のことです。
※専門用語よりも、普段は「人工耳」「義耳」と呼ばれることが多いため、本記事では分かりやすい表現でご案内します。

【非対面OK】2歳の人工耳(義耳)をオーダーメイド|小耳症の成長を見据えた作り方
先日、2歳のお子様をもつご家族より、非対面での人工耳(義耳)製作のご相談・ご依頼をいただきました。
小さなお子様の人工耳づくりで大切なのは、「今この時期に必要な自然さ」と、「これからの成長を見据えた配慮」を、同時に考えることです。
今回、ご家族から特にお伝えいただいたのは、
「今後の成長を見越して、少し大きめに作ってほしい」
というご要望でした。お子様の将来を思うお気持ちが伝わってくる、大切なご相談でした。
この記事でわかること|2歳・小耳症・人工耳(義耳)を非対面で作るポイント
- 2歳という成長期のお子様における人工耳(義耳)づくりの考え方
- 成長を見据えたサイズ設計で大切にしているポイント
- 「少し大きめ」にする際に注意したい見た目のバランス
- 非対面(遠方・郵送)でも、ご家族の想いをどう反映しているか
- よくある不安(接着・かぶれ・保育園/外出)への考え方(FAQ)
2歳という時期と、成長のスピードについて|子どもの人工耳(義耳)で大切な視点
2歳という年齢は、身体の成長がとても著しい時期です。耳の形や大きさも、数年のうちに目に見えて変化していきます。
また、人工耳(義耳)には耐用年数(使用できる期間)があるため、
- その時点のサイズにぴったり合わせすぎてしまう
- 成長をあまり考慮せずに製作してしまう
と、比較的短い期間で作り直しが必要になるケースも少なくありません。
こうした点を踏まえ、今回は数ヶ月〜数年先を見据えたサイズ設計を行い、約10%ほど(実際の耳より4〜5mm)大きめのサイズで製作を進める予定としました。
ただし、ここで重要なのは「大きくすればいい」ではないこと。成長の余白を持たせつつも、今の生活で自然に見えることを丁寧に守る必要があります。
「大きめ」と「自然さ」のバランスが重要|小耳症の義耳(人工耳)で気をつけること
「成長を見越して大きめに作る」といっても、単純にサイズを大きくすればよいわけではありません。
- 周囲の皮膚とのなじみ
- 顔全体との見た目のバランス
- 日常生活での違和感の少なさ(見え方・ズレ・触れた時の感覚)
これらを総合的に考えることが、とても重要です。
大きすぎると不自然に見えてしまいますし、一方で成長を考慮しなければ早い段階で使えなくなる可能性もあります。
「今すぐの自然さ」と「将来への備え」
この2つのバランスをどこに置くかを、じっくり検討しながら製作を進めています。
特に小さなお子様の場合、ご家族としては「できるだけ長く使えるようにしたい」というお気持ちが強くなるのも自然なことです。だからこそ私たちは“長く使うために、いま不自然にならない範囲”を大切にしています。
非対面(遠方・郵送)でも、ご家族の「想い」は届いています
今回は非対面での制作となりますが、やり取りを重ねる中で、
- ご家族の丁寧なご要望
- お子様への深い愛情
- 日々の生活の中でのご不安やお気持ち
そうした“想い”は、しっかりと伝わってきました。
直接お会いできなくても、その想いを受け取り、形にしていくことはできる――私たちはそう考えています。
非対面で大切にしているのは、単に「写真を送って終わり」ではなく、疑問や不安をひとつずつ減らしながら進めることです。小耳症や耳の形は本当に個人差が大きいため、必要に応じて確認点を増やし、できるだけ“すれ違い”が起きないようにしています。
お子様のこれからの生活が、少しでも安心でき、前向きなものになるように――一つひとつ工夫を重ね、心を込めて制作に取り組んでいます。
非対面で人工耳(義耳)を作る流れ|ご家族が準備すること
非対面での製作は、公式LINEまたはお電話でのご相談から始まります。初回は、Zoomまたはお電話で、次の点を丁寧に確認します。
- 現在の状況(小耳症・耳の欠損の範囲、皮膚状態など)
- 生活シーン(保育園、外出、写真撮影、イベントなど)
- ご家族が気にされていること(接着の不安、かぶれ、ズレ、周囲の目など)
- 「少し大きめ」希望など、成長を見据えたご希望
その後、必要な場合は計測・写真撮影の方法をご案内し、データをもとに製作を進めます。小さなお子様の場合は、無理のない範囲で進められるよう、手順を簡潔にしたり、撮影のコツ(短時間で終える、明るい場所で撮る等)もお伝えしています。
よくある質問(FAQ)|2歳・小耳症・人工耳(義耳)を非対面で作りたい方へ
Q1. 「人工耳」「義耳」って同じものですか?
A. はい。呼び方が違うだけで、基本的には「耳の一部を補う装具」を指すことが多いです。医療・専門分野では別の呼び方が使われることもありますが、ご家族の方には分かりやすい言葉でご案内しています。
Q2. 2歳でも人工耳(義耳)を作れますか?
A. 可能です。ただし2歳は成長が大きいため、「今の自然さ」と「成長を見据えたサイズ」のバランスが重要になります。今回も成長を見越した設計で進めています。
Q3. 成長すると、どのくらいの頻度で作り直しが必要になりますか?
A. 成長スピードや使い方により個人差があります。ぴったりに合わせすぎると短期間で作り直しが必要になりやすいため、当サロンでは成長を見据えた設計を検討し、負担を抑えられるよう工夫します。
Q4. 「少し大きめ」にすると不自然になりませんか?
A. 大きくしすぎると目立ってしまうため、見た目のバランスを確認しながら、現時点で不自然になりにくい範囲で調整します。今回も約10%(4〜5mm程度)を目安にしています。
Q5. 非対面(郵送)でも、本当に進められますか?
A. はい。LINEやお電話、必要に応じてZoomで確認しながら進めます。撮影・計測の手順は分かりやすくご案内し、分からない点があればその都度一緒に整理します。
Q6. 接着剤でかぶれないか心配です。事前に試せますか?
A. 可能です。体質には個人差があるため、ご希望があれば接着剤を事前にお送りし、パッチテストをしていただくこともできます。不安がある場合は遠慮なくご相談ください。
Q7. 保育園や外出のとき、取れたりズレたりしませんか?
A. 生活シーンにより工夫点が変わるため、使用場面(保育園・公園・運動など)を伺いながらご提案します。ズレが心配な場合は、装着のコツや確認ポイントも一緒に整理します。
Q8. 写真撮影がうまくできるか不安です。
A. 大丈夫です。撮影は“上手さ”よりも“必要な角度がそろっていること”が大切です。ポイントを簡単にまとめてお伝えし、必要があれば撮り直しのコツもご案内します。
Q9. 家族以外に知られたくないのですが、配慮は可能ですか?
A. はい。ご連絡方法(LINE/電話)、梱包や発送名義など、可能な範囲で配慮いたします。気になる点は事前にご相談ください。
Q10. まずは相談だけでも大丈夫ですか?
A. もちろん大丈夫です。「作るべきか迷っている」「今すぐ必要か分からない」段階でも、ご家族の状況に合わせて一緒に整理します。
最後に|「今の自然さ」と「将来への備え」を一緒に考える
完成した人工耳(つけ耳・義耳)がご家族のもとへ届くその瞬間が、少しでも明るく、温かい時間となることを願っています。
綴ではこれからも、年齢や成長段階、ご家族の思いに寄り添いながら、一緒に考える人工耳づくりを大切にしてまいります。
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