未来の担い手たちへ~中学生の職場体験を受け入れました~

今年も私たちの職場に、地元中学校から3名の生徒さんが職場体験学習に来てくれました。
それぞれに個性があり、笑顔がすてきで、元気いっぱいのフレッシュマン&フレッシュウーマンたち。

職場体験

初日は緊張した表情を見せていた3人も、時間が経つにつれてどんどん打ち解け、
「これってどうやって作るんですか?」「思ったより難しいですね!」など、
素直で前向きな質問をたくさん投げかけてくれました。

社会に出るのはもう少し先のことかもしれませんが、
こうして“働く現場に触れる”ことが、将来の進路や夢を考えるうえで、
きっと貴重なはじめの一歩になるのではないかと感じています。

🦷 ものづくりの現場を体験

私たちの仕事である「歯科技工」や「エピテーゼ(人工補綴物)」の製作は、
表からはなかなか見えにくい職種かもしれません。
しかし実際には、繊細さ創造力の両方が求められる、とても奥の深い仕事です。

今回の職場体験では、短い時間の中でもできるだけ“ものづくりの楽しさ”を感じてもらえるように、次のような内容を用意しました。

  • 🦷 歯の形を彫刻する練習

  • 🎨 エピテーゼ(人工補綴物)の色づけ作業の見学

  • 💻 3Dプリンタやスキャナーを使ったデジタル技工の説明

普段の授業ではなかなか見ることのない機械や工具、そして技工士の細かな手作業に、
生徒さんたちは目を輝かせながら見入っていました。
「まるで美術の授業みたい!」「細かいけど、完成するとすごくきれいですね」といった声も聞かれ、
ものづくりの世界に興味を持ってくれたようでした。

💌 心のこもった“お礼のお手紙”

体験終了後には、3人の生徒さんそれぞれから手書きのお手紙をいただきました。
その言葉の一つひとつに、真剣に学ぼうとする姿勢と素直な感性がにじんでいて、スタッフ一同とても感動しました。

「技工士さんの仕事がとても細かくて大変そうだけど、やりがいがあるということが伝わってきました。」
「手作業だけでなく、デジタル技術も使われていてびっくりしました。」
「学校では学べないことをたくさん知ることができました。」

短い期間ではありましたが、体験を通して“職人の世界”に興味を持ってくれたことが、何より嬉しいことです。
私たちも改めて、自分たちの仕事の価値や魅力を見つめ直す時間となりました。

🧭 技工の未来を見せるという責任

歯科技工業界は今、人手不足が続いており、若い世代に技術をどうつなぐかが大きな課題になっています。
だからこそ、こうした職場体験は単なる“社会学習”にとどまらず、
未来の担い手と出会う大切な機会だと私たちは考えています。

「こんな仕事もあるんだな」
「誰かを支える、影のヒーローみたいな仕事だな」

そんな風に感じてもらえたなら、それだけで十分。
今日の体験が、将来どこかで進路を考えるとき、心のどこかに残ってくれたら嬉しいです。

🌸 おわりに

未来を担う若い世代に、この仕事の魅力とやりがいが少しでも伝わったなら本望です。
今回の体験を通じて、私たちも初心を思い出し、あらためて「伝えること」「つなぐこと」の大切さを実感しました。

また来年も引き続き地域とのつながりを大切にし、
このような取り組みを継続していきたいと思っています。

今回来てくれた3人の生徒さん、本当にありがとう!
笑顔で一生懸命に取り組む姿に、私たちの方がたくさんの元気をもらいました。
いつか再びどこかでお会いできる日を、心から楽しみにしています。

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すぎちゃん

杉本 雄二(すぎもと・ゆうじ)プロフィール
エピテーゼサロン綴 代表。
歯科技工士/日本歯科技工学会 評議員/技工士教育・研究開発にも精力的に取り組む。
1984年に富山歯科総合学院 歯科技工士科を卒業後、石川県立中央病院 歯科口腔外科に勤務。
1994年に歯科技工所「デントニウム」を開設、2003年には法人化。
以来、歯科技工だけでなく、再建医療・審美分野への応用技術に取り組み、
人工乳房・耳・指などのエピテーゼ製作やカスタム手術ガイドの開発も行っている。
■ 主な役職歴
• 2014〜2020年:石川県歯科技工士会 会長
• 2022年〜:石川県歯科技工士連盟 会長
• 日本歯科技工学会 評議員
• 第41回日本歯科技工学会 準備委員長
• 2016〜2018年:日本歯科技工士連盟 理事
■ 海外発表・国際活動
• 2013年:国際歯科技工学会(韓国)にて発表
• 2017年:ベトナム国際セミナー「歯科医療に貢献する歯科技工」参加
• 2018年:アメリカ審美学会(AEED)にて発表
• 2019年:台湾・台南歯科医師会総会に招待参加
• 2025年:国際歯科技工学会 ポスター発表(優秀賞受賞)
■ 特許・共同研究実績
• 2011年:歯科用インプラントに用いるジグ(特許取得)
• 2022年:指エピテーゼの関節機能に関する共同研究(国立石川高専)
• 2024年:人工乳房の開発(金沢工業大学と共同研究)
• 2024年:口唇口蓋裂患者向け、ホッツ床とエピテーゼ一体型新技術の開発
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「医療技術と美しさの両立」を目指して、患者一人ひとりのQOL向上に寄与する技工を日々探求中。
現在は、技工と形成外科・再建医療の融合分野にも取り組みながら、
後進育成や地域の医療連携にも力を注いでいる。

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