先日、大学病院の先生からご相談をいただきました。
内容は、5歳のお子さんが口を5ミリしか開けられず、市販の開口器が使えないというもの。
「なんとかならないか」
という先生の言葉を受けて、すぐに市販の開口器を手に取り、
どうカスタマイズすれば使えるかを考えました。
結果、レーザー溶接機を使って加工し、なんとか形にすることができました。
実際に立ち合いにも伺い、使用の様子を見させていただきました。
ご両親もとても心配されていて、
お子さんも痛みに耐えながら口を開けようとしている姿を見て、
「なんとか力になりたい」という気持ちが強くなりました。
まだ少し改良の余地はありますが、
次回にはより負担の少ない、優しい開口器が提供できそうです。
技術は人のためにある。
あらためてそう感じさせられる出来事でした。
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