まき耳(耳介変形)をやさしく整える装具を開発しました👂☺

小さなお子さまの「まき耳(耳介変形)」は、見た目の問題だけでなく、
日常生活の中で意外と多くの“困りごと”を引き起こすことがあります。

「メガネが耳に引っかからず、ずれてしまう」
「マスクのひもがかけにくく、長時間つけていられない」
「成長して髪を結ぶと耳の形が気になってしまう」

実際に、こうしたお悩みを抱えた親御さんからの声を耳にすることが増えてきました。
“見た目のため”だけではなく、“快適に生活するため”にも、
耳の形を少しでも整えるサポートができないか——。

そんな想いから、エピテーゼサロン綴では、
まき耳(耳介変形)をやさしく整えるための新しい装具を開発いたしました。

開発のヒントになったのは、なんと……
**歯科で使われている「マウスピース矯正」**です。

歯を少しずつ理想の位置へ導く矯正技術を応用し、
耳の形状を「無理なく・やさしく」整えられる装具を作れないかと考え、
歯科技工士としての経験とノウハウを生かしながら、試作と改良を重ねてきました。

歯科の技術をもとにしているからこそ、
細かな部分にも修正可能なことが私たちの強みです。
お子さまの耳の形や軟骨のやわらかさに合わせて設計することで、
無理な力をかけず、自然な形で整えていくことが可能になりました。

また、安全性にも細心の注意を払っています。
万が一外れてしまった場合でも、お子さまが誤飲しないよう、形態やサイズに工夫を施しました。
さらに、歯科用素材を使用し安心して使用でき、
軽量で違和感の少ない設計に仕上げています。

この装具の適応時期は、生後まもなく~1歳くらいまで
耳の軟骨がまだやわらかく、形が変化しやすい時期に使用することで、
より穏やかに整える効果が期待できます。

もちろん、使用にあたっては必ずかかりつけの医師にご相談のうえ
医師の判断をもとに適切な時期・方法で行っていただくことを推奨しています。

私たちは、この装具が「手術をせずにできる小さなサポート」として、
お子さまとご家族の笑顔につながることを願っています。

歯科技工から生まれた、やさしい発想の“耳のケア”。
これからも、技術と想いを大切にしながら、
お子さまの成長を見守るご家族に寄り添う製品づくりを続けてまいります。

🏥「第34回 日本形成外科学会 基礎学術集会」にも出展!

この新しい耳矯正装具は、
今月開催の「第34回 日本形成外科学会 基礎学術集会」にて展示予定です!

実際の試作品、設計の工夫などを学会場でご覧いただけます。

医療と技工の知恵を融合させて生まれたこの装具が、
一人でも多くの方にとっての“気づき”や“ヒント”になれば嬉しいです。

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すぎちゃん

杉本 雄二(すぎもと・ゆうじ)プロフィール
エピテーゼサロン綴 代表。
歯科技工士/日本歯科技工学会 評議員/技工士教育・研究開発にも精力的に取り組む。
1984年に富山歯科総合学院 歯科技工士科を卒業後、石川県立中央病院 歯科口腔外科に勤務。
1994年に歯科技工所「デントニウム」を開設、2003年には法人化。
以来、歯科技工だけでなく、再建医療・審美分野への応用技術に取り組み、
人工乳房・耳・指などのエピテーゼ製作やカスタム手術ガイドの開発も行っている。
■ 主な役職歴
• 2014〜2020年:石川県歯科技工士会 会長
• 2022年〜:石川県歯科技工士連盟 会長
• 日本歯科技工学会 評議員
• 第41回日本歯科技工学会 準備委員長
• 2016〜2018年:日本歯科技工士連盟 理事
■ 海外発表・国際活動
• 2013年:国際歯科技工学会(韓国)にて発表
• 2017年:ベトナム国際セミナー「歯科医療に貢献する歯科技工」参加
• 2018年:アメリカ審美学会(AEED)にて発表
• 2019年:台湾・台南歯科医師会総会に招待参加
• 2025年:国際歯科技工学会 ポスター発表(優秀賞受賞)
■ 特許・共同研究実績
• 2011年:歯科用インプラントに用いるジグ(特許取得)
• 2022年:指エピテーゼの関節機能に関する共同研究(国立石川高専)
• 2024年:人工乳房の開発(金沢工業大学と共同研究)
• 2024年:口唇口蓋裂患者向け、ホッツ床とエピテーゼ一体型新技術の開発
________________________________________
「医療技術と美しさの両立」を目指して、患者一人ひとりのQOL向上に寄与する技工を日々探求中。
現在は、技工と形成外科・再建医療の融合分野にも取り組みながら、
後進育成や地域の医療連携にも力を注いでいる。

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