義指・人工指・その他のエピテーゼ

義鼻エピテーゼ製作へ|悩まれた末に選ばれた一歩と丁寧な型どり・色合わせ

以前、義鼻エピテーゼについてご相談に来られたお客さまが、再度ご来店くださいました。

初回のご相談時の様子や、義鼻エピテーゼの完成イメージを共有する難しさについては、こちらの記事でもご紹介しています。

関連記事:鼻のエピテーゼ(義鼻)とは?オーダーメイドで「完成イメージ」を伝える難しさと工夫

初回のご相談のあと、すぐに製作を決められたわけではありません。ご自宅に戻られてからも、何度も考え、悩まれた末に、今回あらためて製作のご依頼をいただきました。

エピテーゼは、日常生活の中で身につけて使うものです。特にお鼻は、お顔の中心にある部分です。

人と話すとき、鏡を見るとき、写真に写るとき。お鼻まわりの見え方は、ご本人にとってとても大きな意味を持ちます。

だからこそ、迷われることも、不安に思われることも、とても自然なことだと思います。

今回のお客さまも、最後までエピテーゼを装着したときの見た目、とくに小鼻部分の見え方を気にされていました。

私たちも、そのお気持ちはとてもよく分かります。少しでもお客さまが納得して進められるように、不安に思われていることを一つひとつ確認しながら、今回の製作を進めていくことになりました。

製作前に、もう一度大切なお話をしました

製作に入る前に、私たちからあらためてお話ししたことがあります。

エピテーゼは、実際のお肌の色や質感にできるだけ近づけて製作していきます。しかし、人工物である以上、100%実際のお肌と同じ色や質感になるわけではありません。

お肌の色は一色ではなく、赤み、黄み、影になる部分、光が当たる部分など、場所によって少しずつ違います。また、季節や体調、光の当たり方、見る角度によっても見え方が変わります。

特にお顔まわりのエピテーゼは、人と向き合ったときに目に入りやすい部分でもあります。

そのため、良い面だけをお伝えするのではなく、製作前にきちんと知っておいていただきたいこともお話ししました。

  • エピテーゼは人工物のため、お肌と100%同じ色にはならないこと
  • 日常的に使用していく中で、メンテナンスが必要になること
  • 装着には接着剤を使用するため、お肌に合う・合わない場合があること
  • 使用後のお手入れや、取り扱いに気をつけていただく必要があること

お客さまにとって大切なのは、ただ製作を進めることではなく、納得したうえで選んでいただくことだと考えています。

不安なこと、気になることも含めてお話しし、ご理解いただいたうえで、今回スキャンと型どりに進みました。

デジタルとアナログ、両方で確認しながら

今回は、デジタルスキャンとアナログの型どり、両方を行いました。

デジタルスキャンでは、お顔の形や凹凸、左右のバランスをデータとして確認していきます。画面上で立体的に形を確認できるため、製作の土台となる大切な工程です。

一方で、実際のお顔に合わせて確認する型どりも、とても大切です。

画面上のデータだけでは分からない細かな印象や、装着したときの見え方、周囲とのなじみ方を想像しながら、手作業でも丁寧に確認していきます。

デジタルの正確さと、アナログの細やかな感覚。

その両方を組み合わせることで、お客さまにとって少しでも違和感の少ない形を目指していきます。

最後まで気にされていた小鼻部分の見え方

今回、お客さまが特に気にされていたのは、小鼻部分の見え方でした。

お鼻はお顔の中心にあるため、少しの形や大きさ、厚みの違いでも印象が変わります。

特に小鼻部分は、正面から見たとき、横から見たとき、近くで見たときなど、角度によっても見え方が変わる部分です。

エピテーゼでどこまで覆うのが自然なのか。小さめにした方が目立ちにくいのか。少し広めに覆った方が安心できるのか。

これは、私たちだけで決められることではありません。

お客さまご自身が鏡を見たときに、どの形なら少し安心できるのか。日常生活の中で使うことを想像したとき、どの範囲が受け入れやすいのか。

そうしたお気持ちを大切にしながら、一緒に確認していくことが必要だと感じています。

私たちとしても、お客さまが気にされるお気持ちは本当によく分かります。

だからこそ、こちらの考えだけで進めるのではなく、お客さまの言葉や表情、迷われている部分をしっかり受け止めながら、少しでも納得していただけるようにご説明を重ねました。

基礎となる色合わせも、慎重に行いました

義鼻エピテーゼでは、形だけでなく色もとても重要です。

今回は、完成に向けた第一段階として、基礎となる色合わせを行いました。

お肌の色は一色ではありません。同じお顔の中でも、赤みがある部分、少し黄みを感じる部分、影になりやすい部分など、細かく見ていくとさまざまな色が重なっています。

そのため、実際のお肌の色を確認しながら、まずはベースとなる色をどのように作っていくか、スタッフで慎重に確認しました。

もちろん、エピテーゼは人工物ですので、完全に同じ色にすることはできません。

それでも、少しでも自然に。少しでもお客さまが安心して使えるものになるように。

今後の仕上げや細かな調整につなげていくため、スタッフ一同、お客さまのお気持ちを汲みながら、基礎となる色合わせ、型どりを行いました。

次回は、サイズを変えたものを確認していただく予定です

今回は、お客さまのご意向を伺いながら、スキャン、色合わせ、型どりを行いました。

次回は、小鼻部分をどれくらい覆うか、サイズを少し変えたものを2セットほどご用意し、お客さまと一緒に確認していく予定です。

実際に合わせてみることで、写真や説明だけでは分からない見え方が見えてきます。

「こちらの方が安心できる」

「もう少し小さい方が自然に感じる」

「この角度から見ると少し気になる」

そうしたお客さまご自身の感覚を大切にしながら、形や覆う範囲をすり合わせていきます。

悩まれた時間も、大切な時間です

エピテーゼを作るかどうかを決めることは、簡単なことではありません。

特にお顔に関わるエピテーゼは、見た目だけでなく、お気持ちにも深く関わります。

今回のお客さまも、初回のご相談から今回の製作依頼まで、たくさん悩まれたことと思います。

それでも再びご来店くださり、ご自身の気持ちと向き合いながら、一歩を踏み出されました。

私たちは、そのお気持ちを大切に受け止めたいと思っています。

無理に製作をおすすめするのではなく、不安なことを一緒に確認しながら、納得できる形を一緒に探していくこと。

それが、エピテーゼサロン綴が大切にしていることです。

お客さまにとって、少しでも安心につながるものとなるよう、引き続き丁寧に製作を進めてまいります。

義鼻エピテーゼ・お顔のエピテーゼについてのご相談

エピテーゼサロン綴では、義鼻・義耳・義指・人工乳房など、見た目やからだの変化に関するご相談をお受けしています。

「まだ作るか決めていない」
「まずは話だけ聞いてみたい」
「自分の場合、製作できるのか知りたい」

そのような段階でも大丈夫です。

お一人おひとりのお悩みやお気持ちを伺いながら、無理のない形でご案内いたします。

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