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石川県歯科技工士会創立70周年で石川県知事表彰を受賞|長年の歩みに感謝

石川県歯科技工士会創立70周年の節目に、石川県知事表彰をいただきました

週末、石川県歯科技工士会創立70周年記念式典に出席しました。

長年にわたり石川県の歯科医療を支えてこられた多くの皆さまが一堂に会する、まさに大きな節目の式典でした。

そしてその席で、ありがたいことに石川県知事表彰をいただきました。

表彰状を直接受け取った瞬間、まず感じたのは大きな喜びでした。

しかし同時に、これまで歩んできた年月や、支えてくださった多くの方々の顔が浮かび、身の引き締まる思いでもありました。

このような形で評価していただけたことは、本当に光栄なことです。

そして何より、今回の表彰は自分一人の力でいただいたものではないと、強く感じています。

この記事でお伝えしたいこと

  • 石川県歯科技工士会創立70周年記念式典に出席したこと
  • 石川県知事表彰をいただいたことへの感謝
  • これまで歯科技工に携わってきた中で感じること
  • 支えてくださった社員、仲間、歯科医院の先生方への思い
  • デジタル化が進む時代にあっても変わらない「ものづくり」の姿勢
  • 次の世代へ技術と思いをつないでいきたいという決意

70周年という大きな節目の式典

石川県歯科技工士会が創立70周年を迎えられたことは、本当に大きな節目だと思います。

70年という年月は、簡単に言葉にできるものではありません。

その間には、歯科医療を取り巻く環境も大きく変わってきました。

材料が変わり、機械が変わり、技術が変わり、働き方も変わってきました。

それでも、歯科技工士が歯科医療の一端を担い、患者さんの口腔機能や生活を支える存在であることは、今も変わりません。

その歴史を長年つないでこられた先輩方や関係者の皆さまに、改めて敬意を感じる式典でもありました。

自分自身もその流れの中で歯科技工に携わってきた一人として、70周年という節目の場に立ち会えたことを、とてもありがたく感じています。

石川県知事表彰という大きな出来事

そして今回、その記念式典の席で、石川県知事表彰をいただくことができました。

長く仕事を続けてきましたが、このような形で表彰していただけるとは、若い頃には想像もしていませんでした。

日々の仕事は、目の前の一つひとつに向き合うことの繰り返しです。

納期に間に合わせる。

少しでも良いものを作る。

患者さんにとって違和感の少ないものにする。

歯科医院の先生方からの要望に応える。

スタッフと一緒に考える。

失敗すれば見直し、うまくいかなければ作り直す。

そうした地道な積み重ねを続けてきた先に、今回のような機会をいただけたのだと思うと、感慨深いものがあります。

表彰状を手にして思ったこと

表彰状を受け取った瞬間は、もちろん嬉しかったです。

しかし、それ以上に強く感じたのは、

「ここまで続けてこられたのは、自分一人の力ではない」

ということでした。

日々の仕事を支えてくれている社員。

長い間、一緒に歩んできた仲間。

技工物を任せてくださっている歯科医院の先生方。

そして、これまで仕事を通じて出会ってきた多くの皆さま。

一つひとつの出会いと支えがあったからこそ、今日まで歯科技工に携わり続けることができたのだと思います。

表彰状には自分の名前が書かれています。

しかし、その背景には、たくさんの人の力がある。

今回あらためて、そのことを強く感じました。

社員のみんなへの感謝

会社を続けていくうえで、社員の存在は本当に大きいものです。

歯科技工は、一人で完結する仕事ではありません。

それぞれが自分の役割を担い、技術を持ち寄り、相談しながら、一つの技工物を完成させていきます。

忙しいときもあります。

難しいケースに悩むこともあります。

思うように進まないこともあります。

それでも、毎日の仕事に向き合い、支えてくれる社員がいるからこそ、会社として仕事を続けてこられました。

今回の表彰は、社員のみんなと一緒にいただいたものだと思っています。

改めて、日々の仕事に向き合ってくれていることに感謝しています。

歯科医院の先生方に支えていただいて

そして、長年にわたり技工を任せてくださっている歯科医院の先生方にも、心より感謝申し上げます。

歯科技工士は、患者さんと直接お会いする機会が少ない仕事でもあります。

だからこそ、歯科医院の先生方からいただく情報や指示、そして信頼が非常に重要です。

「ここをもう少しこうしてほしい」

「この患者さんには、こういう配慮が必要」

「この症例を一緒に考えてほしい」

そうしたやり取りの積み重ねによって、私たちの技術も磨かれてきました。

先生方から技工を任せていただけることは、当たり前のことではありません。

その信頼に応えたいという思いが、長く仕事を続ける原動力の一つになってきたと思います。

歯科技工の世界は、大きく変わりました

私が歯科技工の仕事を始めた頃と比べると、今の技工の世界は大きく変わりました。

特に大きいのは、やはりデジタル技術の進歩です。

CAD/CAM。

口腔内スキャナー。

3Dスキャナー。

3Dプリンター。

デジタルデータによる設計。

以前なら手作業でしかできなかったことが、今ではデジタルで行えるようになっています。

精度も上がり、作業効率も変わり、情報共有の方法も大きく進化しました。

これから先も、歯科技工のデジタル化はさらに進んでいくでしょう。

それでも、変わってはいけないものがある

技術がどれだけ進歩しても、変わってはいけないものがあると思っています。

それは、

「患者さんのために、一つひとつ丁寧に作る」

という姿勢です。

デジタル技術は、とても便利です。

しかし、機械がすべてを考えてくれるわけではありません。

最終的に、どのような形が良いのか。

どこを調整すべきなのか。

患者さんにとって何が必要なのか。

そこを考えるのは、やはり人です。

長年の経験で培ってきた感覚。

細かな違いに気づく目。

使う人の立場を想像する力。

こうしたものは、これからも大切にしていかなければならないと思います。

「技術」と「思い」の両方を次の世代へ

今回の表彰をいただき、改めて考えたのが、次の世代への技術継承です。

長く仕事をしていると、自分自身が技術を磨くだけではなく、これまで学んできたことを次の世代へ伝える役割も大きくなってきます。

技工の技術。

材料の知識。

デジタルの使い方。

難しい症例への向き合い方。

そして、失敗から学んできたこと。

こうしたものを、できる限り若い世代へつないでいきたいと思っています。

ただ、伝えたいのは「やり方」だけではありません。

なぜそうするのか。

なぜ丁寧に作る必要があるのか。

その技工物の先に、患者さんの生活があるということ。

そうしたものづくりへの姿勢や考え方も一緒に伝えていくことが大切だと思っています。

70年の歴史を、次の時代へつなぐ

石川県歯科技工士会が70周年を迎えたということは、これまで多くの先輩方が技術と信頼をつないでこられたということです。

今の私たちが仕事を続けられているのも、その土台があるからです。

そしてこれからは、私たち自身が、その歴史を次の時代へつないでいく立場になります。

時代が変われば、技術も変わります。

求められる知識も変わります。

働き方も変わっていくでしょう。

しかし、歯科技工が患者さんの生活を支える大切な医療技術の一つであることは変わりません。

だからこそ、伝統を大切にしながら、新しい技術も柔軟に取り入れていく。

その両方が必要なのだと思います。

表彰を「ゴール」ではなく、新しい節目に

今回、石川県知事表彰という大変ありがたい機会をいただきました。

しかし、これを一つのゴールだとは考えていません。

むしろ、

「これからも、もっとしっかりやらなければ」

という思いの方が強くなりました。

表彰をいただいたからといって、明日から仕事の内容が変わるわけではありません。

いつも通り、目の前の仕事に向き合う。

一つひとつ丁寧に作る。

新しい技術を学ぶ。

若い世代へ伝える。

そして、患者さんや歯科医院の先生方にとって、より良いものを提供できるよう努力する。

結局のところ、これまでと同じ積み重ねを続けていくことが一番大切なのだと思います。

長く続けることの意味

今回の表彰を通して、「長く続ける」ということについても考えました。

長く続けていると、良いことばかりではありません。

うまくいかないこともあります。

時代の変化に戸惑うこともあります。

会社を続ける難しさを感じることもあります。

技術が大きく変わり、自分自身も変わらなければならない場面もあります。

それでも、一つひとつ乗り越えて続けてきた。

気がつけば、その積み重ねが年月になっていました。

以前にもこのブログで何度か書いてきましたが、私はやはり、

「継続は力なり」

という言葉が好きです。

毎日の仕事は、小さなことの繰り返しです。

しかし、その小さな積み重ねが、いつか大きなものになる。

今回の表彰は、そのことを改めて感じさせてくれる出来事でもありました。

まだまだ、学ぶことはたくさんあります

最近は大学院にも進学し、改めて学ぶ生活を始めています。

長く仕事をしてきても、知らないことはまだまだあります。

むしろ、長く仕事を続けてきたからこそ、分からないことや、もっと知りたいことが増えてきました。

歯科技工。

エピテーゼ。

デジタル技術。

医学的な知識。

研究。

これまで経験してきたことと、新しく学ぶことを少しずつ結びつけながら、今後も自分自身を成長させていきたいと思っています。

表彰をいただいたからこそ、学ぶことを止めない。

それも、今回感じた大切なことの一つです。

おわりに 〜感謝を胸に、これからも一歩ずつ〜

石川県歯科技工士会創立70周年という大きな節目の式典で、石川県知事表彰をいただくことができました。

このような機会をいただけたことを、大変光栄に思っています。

そして何より、これまで支えてくださったすべての皆さまに、改めて感謝申し上げます。

社員のみんな。

一緒に仕事をしてきた仲間。

技工を任せてくださった歯科医院の先生方。

これまでご指導くださった先輩方。

そして、仕事を通じて出会った多くの皆さま。

その一つひとつのご縁と支えがあって、今日まで歩いてくることができました。

今回いただいた表彰を励みに、これからも日々の仕事を大切にしていきます。

新しいデジタル技術も学びながら、これまで培ってきた職人としての感覚も大切にする。

そして、次の世代へ技術と思いをつないでいく。

まだまだ、やるべきことはたくさんあります。

70年の歴史をつないでこられた先輩方への感謝を忘れず、これからの歯科技工の未来へ、自分にできることを一つひとつ積み重ねていきたいと思います。

石川県歯科技工士会の創立70周年を心よりお祝い申し上げます。

また、記念式典の開催にご尽力くださった皆さま、今回の表彰に関わってくださった皆さま、そしてこれまでお世話になったすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

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すぎちゃん

杉本 雄二(すぎもと・ゆうじ)プロフィール
エピテーゼサロン綴 代表。
歯科技工士/日本歯科技工学会 評議員/技工士教育・研究開発にも精力的に取り組む。
1984年に富山歯科総合学院 歯科技工士科を卒業後、石川県立中央病院 歯科口腔外科に勤務。
1994年に歯科技工所「デントニウム」を開設、2003年には法人化。
以来、歯科技工だけでなく、再建医療・審美分野への応用技術に取り組み、
人工乳房・耳・指などのエピテーゼ製作やカスタム手術ガイドの開発も行っている。
■ 主な役職歴
• 2014〜2020年:石川県歯科技工士会 会長
• 2022年〜:石川県歯科技工士連盟 会長
• 日本歯科技工学会 評議員
• 第41回日本歯科技工学会 準備委員長
• 2016〜2018年:日本歯科技工士連盟 理事
■ 海外発表・国際活動
• 2013年:国際歯科技工学会(韓国)にて発表
• 2017年:ベトナム国際セミナー「歯科医療に貢献する歯科技工」参加
• 2018年:アメリカ審美学会(AEED)にて発表
• 2019年:台湾・台南歯科医師会総会に招待参加
• 2025年:国際歯科技工学会 ポスター発表(優秀賞受賞)
■ 特許・共同研究実績
• 2011年:歯科用インプラントに用いるジグ(特許取得)
• 2022年:指エピテーゼの関節機能に関する共同研究(国立石川高専)
• 2024年:人工乳房の開発(金沢工業大学と共同研究)
• 2024年:口唇口蓋裂患者向け、ホッツ床とエピテーゼ一体型新技術の開発
________________________________________
「医療技術と美しさの両立」を目指して、患者一人ひとりのQOL向上に寄与する技工を日々探求中。
現在は、技工と形成外科・再建医療の融合分野にも取り組みながら、
後進育成や地域の医療連携にも力を注いでいる。

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