
【その5・完結編】お気に入りメガネ、ついに完全復活!
ついに――
長年愛用してきたお気に入りのメガネが、完全復活しました。
修理不可と言われたあの日から始まった今回の挑戦。
ワイヤー破損の確認から始まり、
歯科技工用ワイヤーの成形、熱処理、レーザー溶接…。
そして最後の工程となる
フレームのメンテナンス作業へ。
すべての工程を終えた今
フレームもピカピカ✨に蘇った相棒の姿。
今回は、記念として
お気に入りのメガネケースと一緒に撮影しました📸
🛠️ プラスチックフレームの研磨に挑戦
今回の最終仕上げは、
長年の使用でくすみや細かな傷が目立っていた
プラスチックフレームの研磨作業です。
プラスチック素材ということで、
ふと思いついたのが――
入れ歯の研磨工程の応用。
歯科技工では日常的に行っている作業ですが
これをメガネフレームに活かせないかと考えました。
作業工程としては
-
研磨砂を用いて表面のくすみを除去
-
細かな擦り傷を均一化
-
最後にバフ仕上げでツヤ出し
という流れ。
非常に細かな作業ではありますが、
適切な道具と手順を踏めば、
驚くほどきれいに仕上がるものです。
✨ 見た目が変わると、印象も変わる
研磨後のフレームは
見違えるほどの仕上がりに。
曇っていた表面がクリアになり
光の反射にもハリが戻りました。
単なる「修理」ではなく、
“再生”に近い感覚。
改めて、仕上げ工程の重要性を実感しました。
🦷 歯科技工士の応用力を実感
今回の一連の作業を通して強く感じたのは、
「歯科技工士の技術は応用範囲が広い」
ということでした。
普段から
-
ミクロン単位の調整
-
精密な金属加工
-
素材ごとの特性理解
といった作業を行っているため
小さな構造物の修理や調整には
非常に高い親和性があります。
冗談半分ではありますが――
歯科技工士は案外なんでもできるのかもしれません🙂
🔚 物を大切にするという選択
このメガネは
10年以上前に福井県のメガネ博物館で購入したもの。
決して最新モデルではありませんが
自分にとっては特別な存在です。
修理不可と言われたときは正直落胆しましたが
「まだ使いたい」
「まだ役目は終わっていない」
そんな気持ちが、
今回の挑戦の原動力になりました。
🌱 技術より先にあるもの
今回の修理で改めて思ったのは、
技術より先に“思い”がある
ということ。
「大切にしたい」
「なんとかしたい」
その気持ちがあるからこそ、
方法を考え、手を動かし、工夫が生まれる。
技術は、あとからついてくるのかもしれません。
次の挑戦へ
お気に入りのメガネは無事、完全復活。
さて――
次のチャレンジは何になるのでしょうか?
“できるかも”
そんな小さな気持ちを忘れず、
また何かに挑戦してみたいと思います。
