金沢市議会議員 川島美和様がエピテーゼサロン綴をご見学くださいました

金沢市議会議員 川島美和様がエピテーゼサロン綴をご見学くださいました

このたび、金沢市議会議員の川島美和様が、私たちの拠点であるエピテーゼサロン(つづる)に見学にお越しくださいました。サロン内をご案内する中で、川島様が一つ一つの工程や展示物に深い関心を寄せてくださったことがとても印象的でした。

川島様は、地域の医療や福祉の現場をより良くするため日頃から積極的に活動されており、その取り組みの一環として医療用補装具「エピテーゼ」について学びたいとの想いを持っておられました。医療の専門職以外の方には馴染みが少ない分野にもかかわらず、非常に熱心にご見学いただき、私たちスタッフも大変嬉しく感じました。

エピテーゼの「見た目」が持つ力

エピテーゼとは、事故や病気、先天的な理由などによって身体の一部を失った方々のために製作される、身体の“かたち”を補うための補装具です

エピテーゼの役割は単なる外見の補填にとどまりません。身体の変化は、生活の質(QOL)だけでなく、その人の気持ちや自信に大きな影響を与えます。そのため、外見が整うことで「心の回復」へとつながるケースも少なくありません。

実際に、当サロンにご相談にいらっしゃる方の多くが、

  • 「人前に出るのが不安になってしまった」
  • 「誰にも相談できず悩んでいた」
  • 「以前の自分と変わってしまったように感じる」

といった思いを抱えています。

そのような方々がエピテーゼを装着することで、

  • 「外に出る勇気が出ました」
  • 「鏡を見るのが怖くなくなった」
  • 「家族の前で自然に笑えるようになりました」

と、前向きな気持ちを取り戻していかれます。

まさにこれこそが”見た目のケア=アピアランスケア”が持つ力です。

川島様にはこのような背景や、実際の製作工程、エピテーゼがどれだけ自然な見た目に仕上がるのかをご覧いただきました。川島様は一つ一つに真剣に耳を傾け、

「エピテーゼが持つ力は、心のケアにもつながるんですね」

と深くご理解くださいました。

tsuzuru-絆の会の活動にもご賛同いただきました

当サロンでは、より多くの方に必要な支援を届けるため、支援団体「tsuzuru-絆の会」と連携した活動も行っています。エピテーゼが必要であっても、「相談先がわからない」「費用をどうしたらよいか困っている」などの理由で、適切な支援にたどり着けない方は少なくありません。

絆の会では、そうした方々が孤立しないように、

  • 医療機関との連携
  • 支援者とのマッチング
  • 寄付活動や啓発活動
  • 製作に関する情報提供

など、さまざまな活動を行っています。

川島様に絆の会の活動をご紹介したところ、活動趣旨に深く共感いただき、

「今後、何かお力になれれば」

との力強いお言葉を頂戴しました。行政の立場から応援していただけることは、私たちにとって非常に大きな励みとなります。

アピアランスケアの理解を地域に広げるために

エピテーゼやアピアランスケアは、一般的にはまだ認知が高いとは言えません。特に「見た目の悩み」は周囲に相談しづらいため、悩みを一人で抱えてしまうケースが多いのが現状です。

しかし、外見の変化は本人だけの問題ではなく、社会全体で支え、理解していくべき重要なテーマです。地域全体がアピアランスケアの存在を知ることで、必要な方がより早く支援につながる環境が整っていきます。

今回の川島様のご訪問をきっかけに、市政や地域活動の中でアピアランスケアが取り上げられ、さらに多くの市民の方に届けられる未来を期待しています。

おわりに

川島美和様、このたびはお忙しい中エピテーゼサロン綴にお越しいただき、誠にありがとうございました。丁寧に話を聞いてくださり、そして温かいお気持ちで支援活動にも共感いただけたことに、スタッフ一同心より感謝申し上げます。

今回のご訪問を機に、エピテーゼやアピアランスケアの大切さがさらに地域へ広がり、必要とする方々にとっての一助となれば幸いです。これからも、見た目のケアを通じて“心が軽くなる瞬間”を届けられるよう、誠実に取り組んでまいります。

川島様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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すぎちゃん

杉本 雄二(すぎもと・ゆうじ)プロフィール
エピテーゼサロン綴 代表。
歯科技工士/日本歯科技工学会 評議員/技工士教育・研究開発にも精力的に取り組む。
1984年に富山歯科総合学院 歯科技工士科を卒業後、石川県立中央病院 歯科口腔外科に勤務。
1994年に歯科技工所「デントニウム」を開設、2003年には法人化。
以来、歯科技工だけでなく、再建医療・審美分野への応用技術に取り組み、
人工乳房・耳・指などのエピテーゼ製作やカスタム手術ガイドの開発も行っている。
■ 主な役職歴
• 2014〜2020年:石川県歯科技工士会 会長
• 2022年〜:石川県歯科技工士連盟 会長
• 日本歯科技工学会 評議員
• 第41回日本歯科技工学会 準備委員長
• 2016〜2018年:日本歯科技工士連盟 理事
■ 海外発表・国際活動
• 2013年:国際歯科技工学会(韓国)にて発表
• 2017年:ベトナム国際セミナー「歯科医療に貢献する歯科技工」参加
• 2018年:アメリカ審美学会(AEED)にて発表
• 2019年:台湾・台南歯科医師会総会に招待参加
• 2025年:国際歯科技工学会 ポスター発表(優秀賞受賞)
■ 特許・共同研究実績
• 2011年:歯科用インプラントに用いるジグ(特許取得)
• 2022年:指エピテーゼの関節機能に関する共同研究(国立石川高専)
• 2024年:人工乳房の開発(金沢工業大学と共同研究)
• 2024年:口唇口蓋裂患者向け、ホッツ床とエピテーゼ一体型新技術の開発
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「医療技術と美しさの両立」を目指して、患者一人ひとりのQOL向上に寄与する技工を日々探求中。
現在は、技工と形成外科・再建医療の融合分野にも取り組みながら、
後進育成や地域の医療連携にも力を注いでいる。

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