おしらせ

高校生の乳がん啓発「ぷにっこマンモ」最優秀賞|みらい甲子園北陸大会でエピテーゼサロン綴/「tsuzuru-絆の会」も協力

高校生の挑戦が最優秀賞に ― ご協力できたことを嬉しく思います

過日、福井県立大野高等学校の担当の先生から、とても嬉しいメールをいただきました。
生徒の皆さんが考案した、乳がん早期発見啓発のアイディアが、「SDGs QUEST みらい甲子園 北陸大会」で最優秀賞を受賞したとのことです。

本当に素晴らしいことだと思います。心からおめでとうございます。

掲載について(学校より許可をいただいています)

本記事に掲載している当日の写真および発表資料(一部抜粋)は、福井県立大野高等学校の先生より掲載許可をいただいております。
取り組みの素晴らしさがより伝わるよう、当日の様子が分かる写真と、発表資料の一部を掲載いたします。

この記事でわかること

  • 「ぷにっこマンモ」受賞の概要(北陸大会 最優秀賞/全国大会へ)
  • エピテーゼサロン綴/「tsuzuru-絆の会」として協力したこと(試作品づくりの一部支援)
  • 若い世代の啓発活動が持つ力と、私たちが大切にしたいこと
  • 今後の応援と、啓発活動への想い

最優秀賞「ぷにっこマンモ」― 全国大会へ

今回受賞されたのは、「ぷにっこマンモ」という取り組み。
12チームの中から最優秀賞に選ばれ、さらに6月に東京で開催される全国大会への出場権も得られたそうです。

審査委員の方々からは、
「ぜひ実装化し、若者のがん教育に役立ててほしい」
という高い評価をいただいたとのこと。

ただアイディアとして面白いだけではなく、実際の社会課題の解決につながる可能性が認められたということだと思います。



会場での表彰後に撮影された一枚です。受賞の実感と達成感が伝わってきます。

発表資料(一部抜粋):「ぷにっこマンモ」の狙い

ここからは、発表資料の一部を抜粋してご紹介します。
「若い世代が“自分ごと”として乳がんを考えるにはどうしたらいいか」という問いに対し、
“触れて確かめる(セルフチェック)を、心理的ハードルの低い形にする”という発想がとても印象的でした。

「ゆるく触診 キャンサーチェック」という言葉に、やさしい入口づくりの工夫が表れています。


受診率や背景を踏まえ、検診だけでなくセルフチェックの意識を高める必要性を丁寧に組み立てていました。

協力できたことを、心から嬉しく思います

そのような取り組みに、エピテーゼサロン綴/「tsuzuru-絆の会」が少しでも協力させていただけたことを、心から嬉しく思います。

先生からのメールでは、発表の中で
「金沢市 エピテーゼサロン綴様のご協力を得て、試作品を作りました」
と紹介してくださったそうです。私たちにとっても大変光栄なことです。

【協力した範囲(明確化)】
エピテーゼサロン綴/「tsuzuru-絆の会」としては、試作品づくりにあたり、「しこり(触感部)」の表現について提案し、試作に用いるパーツ(触感部)の提供を含め、製作の一部で協力いたしました(詳細は非公開)。
啓発の場面では「言葉」だけでなく「体験」が理解を深めることがあります。今回の試作は、その入口をつくる大切な一歩だと感じています。


自分たちの言葉で課題を整理し、体験型の提案として発信している姿がとても頼もしく感じられました。

「言葉」だけでは届かないからこそ、“体験”が力になる

乳がんの早期発見は、言葉で伝えるだけではなかなか難しい部分があります。
「知ること」「気づくこと」「自分ごととして考えること」
そのためには、体験を通して理解が進む仕掛けがとても大切だと感じています。

私たちは日頃、アピアランスケアやエピテーゼ製作を通して、がんと向き合う方々のお手伝いをしています。
その中で何度も感じるのは、“触れて分かる”ことの強さです。

見て、触れて、「なるほど」と腑に落ちた瞬間、人は行動に移りやすくなります。
今回の取り組みは、まさにそこに挑戦しているように感じました。

若い世代が発信する啓発には、大きな力がある

医療者だけが伝えるのではなく、若い人たちが自分たちの言葉で、同世代や社会に向けて発信していく。
そこに大きな力があるのだと改めて感じました。

高校生の皆さんが自ら考え、形にし、社会に向けて発信する姿勢は本当に頼もしく、未来への希望を感じます。
「こういう形なら、自分たちにもできる」――そう思える人が増えること自体が、啓発の広がりにつながっていくのだと思います。

おわりに ― これからも応援しています

福井県立大野高等学校の生徒の皆さん、そして先生からこのようなご報告をいただき、私たちもたくさんの元気をいただきました。

最優秀賞、本当におめでとうございます。
そして全国大会でも、皆さんらしく堂々と発表されることを心より応援しています。

こうした若い力と行動力が、これからの社会を少しずつ変えていくのだと思います。
エピテーゼサロン綴/「tsuzuru-絆の会」も、できることを一つずつ積み重ねながら、これからも応援していきたいと思います。

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すぎちゃん

杉本 雄二(すぎもと・ゆうじ)プロフィール
エピテーゼサロン綴 代表。
歯科技工士/日本歯科技工学会 評議員/技工士教育・研究開発にも精力的に取り組む。
1984年に富山歯科総合学院 歯科技工士科を卒業後、石川県立中央病院 歯科口腔外科に勤務。
1994年に歯科技工所「デントニウム」を開設、2003年には法人化。
以来、歯科技工だけでなく、再建医療・審美分野への応用技術に取り組み、
人工乳房・耳・指などのエピテーゼ製作やカスタム手術ガイドの開発も行っている。
■ 主な役職歴
• 2014〜2020年:石川県歯科技工士会 会長
• 2022年〜:石川県歯科技工士連盟 会長
• 日本歯科技工学会 評議員
• 第41回日本歯科技工学会 準備委員長
• 2016〜2018年:日本歯科技工士連盟 理事
■ 海外発表・国際活動
• 2013年:国際歯科技工学会(韓国)にて発表
• 2017年:ベトナム国際セミナー「歯科医療に貢献する歯科技工」参加
• 2018年:アメリカ審美学会(AEED)にて発表
• 2019年:台湾・台南歯科医師会総会に招待参加
• 2025年:国際歯科技工学会 ポスター発表(優秀賞受賞)
■ 特許・共同研究実績
• 2011年:歯科用インプラントに用いるジグ(特許取得)
• 2022年:指エピテーゼの関節機能に関する共同研究(国立石川高専)
• 2024年:人工乳房の開発(金沢工業大学と共同研究)
• 2024年:口唇口蓋裂患者向け、ホッツ床とエピテーゼ一体型新技術の開発
________________________________________
「医療技術と美しさの両立」を目指して、患者一人ひとりのQOL向上に寄与する技工を日々探求中。
現在は、技工と形成外科・再建医療の融合分野にも取り組みながら、
後進育成や地域の医療連携にも力を注いでいる。

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