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病気をして変わった検査への考え方|定期検査の大切さを実感した話

この記事でわかること

・病気を経験して検査への考え方がどう変わったか
・検査は「病気を見つけるためだけのもの」ではないということ
・不安があっても検査を受ける意味
・症状がないうちに確認することの大切さ
・健康を守るために、予防や定期検査がなぜ必要なのか

病気をして変わった、検査への考え方

病気を経験する前と後では、いろいろなことへの感じ方が変わったと感じています。
日々の過ごし方や、時間の使い方、体調への意識、人との関わり方。
そのどれもが少しずつ変わりましたが、私の中で特に大きく変わったのが、「検査」に対する考え方でした。

以前の私は、検査というものをどこか遠い存在のように感じていました。
健康診断やがん検診が大切だということは、もちろん頭ではわかっていました。
けれど心のどこかで、「何か症状が出てから考えればいい」「今はまだ自分には関係ないだろう」と思っていたように思います。

忙しさを理由に後回しにしたり、少し気になることがあっても、そのまま様子を見てしまったり。
自分ではそれほど深く考えていないつもりでも、今振り返ると、検査をどこか特別なことのように感じていたのだと思います。

でも、実際に自分が病気を経験してから、その考えは大きく変わりました。
検査というのは、病気を見つけるためだけのものではない。
安心を確認するためのものでもあり、必要な時に早く気づくための大切な機会でもある。
今はそう感じています。

病気を経験する前は、検査をどこか先のことだと思っていた

病気をする前は、「検査を受けること」が生活の中に自然に組み込まれていたわけではありませんでした。
受けた方がいいとは思っていても、日々の仕事や暮らしの中では、どうしても優先順位が後ろになってしまうものです。

特に症状がないと、「まだ大丈夫だろう」と思ってしまいやすいものです。
痛みがあるわけでもない。
苦しいわけでもない。
だから、今すぐ何かをする必要はないのではないか。
そんなふうに、自分の中で理由をつけてしまっていた気がします。

おそらく、それは私だけではないと思います。
多くの方が、検査の大切さを知りながらも、心のどこかで後回しにしてしまうことがあるのではないでしょうか。

病気を経験したことで、検査の意味が変わった

病気を経験してからは、検査の意味そのものが変わりました。
それまでは「何か異常があった時に受けるもの」と考えていた検査が、今では「自分の体の状態を確認する大切な時間」になりました。

私は大腸がんの手術を受け、その後も定期的にCTや内視鏡などの検査を受けています。
もちろん、何度受けても検査の前は落ち着きません。
「今回も何もありませんように」
そんな気持ちで、その日を迎えます。

病気を経験したからこそ、検査の重みを強く感じるようになりました。
結果を聞くまでの時間も、決して気楽ではありません。
待っている間に、いろいろなことを考えてしまいます。
少しの違和感でも気になったり、「大丈夫だろうか」と不安になったりすることもあります。

検査の前は今でも不安になる

正直に言えば、検査に慣れることはありません。
何度受けても、前日は少し落ち着かず、当日も緊張します。
結果を聞くまでは、気持ちが晴れないこともあります。

病気を経験すると、「何もないかもしれない」と思う一方で、「もしかしたら」という気持ちもどこかに残ります。
だからこそ、検査というものは、精神的にも決して軽いものではありません。

それでも、受けないで不安なまま過ごすことを思えば、受けて確認した方がいい。
今はそう思っています。

以前は「不安だから受けたくない」だったものが、今は「不安だからこそ受ける」へと変わりました。
この変化は、自分の中でもとても大きなものです。

先日の検査でポリープが見つかり、その場で切除していただいたこと

先日の検査では、ポリープが一つ見つかり、その場で切除していただきました。
この出来事も、改めて検査の大切さを実感するきっかけになりました。

もし検査を受けていなければ、そのポリープはそのままだったかもしれません。
自覚症状がなければ、気づかずに過ごしていた可能性もあります。
そう考えると、検査というのは「怖いもの」ではなく、「今の自分の状態を知るための大切な機会」なのだと、より強く感じました。

何もなければ、それは安心になります。
何か見つかっても、早く見つけることができれば、そのぶん早く対応できます。
それは、心にも体にも大きな違いを生むことがあると思います。

検査は病気を見つけるだけでなく、安心を確認するためのものでもある

検査というと、どうしても「悪いものが見つかるかもしれない」というイメージが先に立ちます。
けれど実際には、何もないことを確認する意味もとても大きいと思います。

体に不安がある時、気になることがある時、何もしないでいると、その不安は頭の中でどんどん大きくなっていきます。
少しの体調の変化にも敏感になり、「あれも何か関係あるのでは」と気になってしまうこともあります。

そんな時に検査を受けて「大丈夫でした」とわかることは、大きな安心につながります。
もちろん、検査結果を聞くまでの時間は落ち着きません。
それでも、何もせず不安を抱え続けるより、自分の体の状態をきちんと確認した方が、結果として心が軽くなることが多いように思います。

帯状疱疹ワクチンを打ったことも、同じ流れの中にある

私の中では、帯状疱疹ワクチンを打ったことも、この考え方の延長にあります。
病気になってから慌てるのではなく、できる予防はしておく。
それもまた、自分の体を守るための大切な行動だと思うようになりました。

年齢を重ねるにつれて、体の変化や健康への不安は、どうしても増えていきます。
若い頃にはあまり意識しなかったことも、実際に病気を経験すると、急に現実味を帯びてきます。

だからこそ、「今は大丈夫だから何もしない」ではなく、
「今のうちにできることをしておく」という考え方が大切なのだと感じています。

症状がないうちに確認することの大切さ

健康について考える時、私たちはつい「症状がないから大丈夫」と思ってしまいがちです。
けれど、病気の中には、かなり進むまで症状が出にくいものもあります。
だからこそ、「何も感じないうちに確認する」ことが大切なのだと思います。

具合が悪くなってからでは、体にも心にも負担が大きくなることがあります。
治療にも時間がかかったり、生活への影響が大きくなったりすることもあります。
でも、早い段階で見つけることができれば、その後の選択肢が広がることがあります。

病気を経験してから、私は「症状がないこと」と「本当に何もないこと」は、必ずしも同じではないのだと感じるようになりました。

検査を受けることを、特別なことにしないという考え方

今の私は、検査を「怖いもの」「なるべく避けたいもの」とだけ考えないようにしています。
もちろん不安はあります。
でも、不安があるからこそ受ける。
そう考えるようになりました。

検査を受けることは、決して大げさなことでも、特別なことでもない。
自分の体ときちんと向き合うための、ひとつの大切な習慣なのだと思います。

怖いから行かない。
不安だから見ない。
その気持ちはとてもよくわかります。
けれど、そのままにしてしまうことで、あとからもっと大きな不安や負担につながることもあります。

健康を守るために、日々の生活と検査の両方が大切

病気をしてから、健康でいられることのありがたさを以前よりも強く感じるようになりました。
何気なく過ごしていた毎日が、実はとても大切なものだったのだと気づかされました。

健康を守るためには、食事や睡眠、適度な運動といった日々の生活習慣ももちろん大切です。
でも、それと同じくらい、自分の体の状態を知るための検査も大切なのだと思います。

生活を整えることと、検査を受けること。
そのどちらか一方ではなく、両方を大事にしていくことが、これからの自分の安心につながるのではないでしょうか。

これからも、自分の体と向き合うために検査を受けていきたい

これからも私は、検査をただ「怖いもの」と考えるのではなく、
自分の体と向き合うための大切な時間として受け止めていきたいと思っています。

不安がまったくなくなることはないと思います。
でも、その不安を抱えたまま何もしないより、一歩踏み出して確認する方がいい。
今はそう思っています。

病気を経験したことで、健康に対する考え方は大きく変わりました。
そしてその中で、検査の意味も大きく変わりました。
以前は“できれば避けたいもの”だった検査が、今は“自分を守るために必要なもの”になっています。

検査を迷っている方へ伝えたいこと

もしこのブログを読んでくださっている方の中に、
「気になっているけれど、まだ受けていない検査」がある方がいらっしゃるなら、ぜひ一度、受診を考えてみていただきたいと思います。

忙しいから。
今は症状がないから。
なんとなく怖いから。
いろいろな理由で、検査を後回しにしてしまうことはあると思います。
その気持ちは、とても自然なことです。

でも、早く知ることが、自分を守ることにつながる場合があります。
何もなければ安心できますし、何かあったとしても、早く見つけることで対応しやすくなることがあります。

おわりに

病気を経験して、健康のありがたさを改めて感じるようになりました。
そして、健康を守るためには、日々の生活だけでなく、必要な検査をきちんと受けることも大切なのだと実感しています。

検査は決して気楽なものではありません。
不安もありますし、結果を聞くまで落ち着かないこともあります。
それでも、自分の体の状態を知ることには大きな意味があります。

これから先も、検査を「怖いもの」とだけ考えず、
自分の体と向き合うための大切な時間として受け止めていきたいと思います。

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すぎちゃん

杉本 雄二(すぎもと・ゆうじ)プロフィール
エピテーゼサロン綴 代表。
歯科技工士/日本歯科技工学会 評議員/技工士教育・研究開発にも精力的に取り組む。
1984年に富山歯科総合学院 歯科技工士科を卒業後、石川県立中央病院 歯科口腔外科に勤務。
1994年に歯科技工所「デントニウム」を開設、2003年には法人化。
以来、歯科技工だけでなく、再建医療・審美分野への応用技術に取り組み、
人工乳房・耳・指などのエピテーゼ製作やカスタム手術ガイドの開発も行っている。
■ 主な役職歴
• 2014〜2020年:石川県歯科技工士会 会長
• 2022年〜:石川県歯科技工士連盟 会長
• 日本歯科技工学会 評議員
• 第41回日本歯科技工学会 準備委員長
• 2016〜2018年:日本歯科技工士連盟 理事
■ 海外発表・国際活動
• 2013年:国際歯科技工学会(韓国)にて発表
• 2017年:ベトナム国際セミナー「歯科医療に貢献する歯科技工」参加
• 2018年:アメリカ審美学会(AEED)にて発表
• 2019年:台湾・台南歯科医師会総会に招待参加
• 2025年:国際歯科技工学会 ポスター発表(優秀賞受賞)
■ 特許・共同研究実績
• 2011年:歯科用インプラントに用いるジグ(特許取得)
• 2022年:指エピテーゼの関節機能に関する共同研究(国立石川高専)
• 2024年:人工乳房の開発(金沢工業大学と共同研究)
• 2024年:口唇口蓋裂患者向け、ホッツ床とエピテーゼ一体型新技術の開発
________________________________________
「医療技術と美しさの両立」を目指して、患者一人ひとりのQOL向上に寄与する技工を日々探求中。
現在は、技工と形成外科・再建医療の融合分野にも取り組みながら、
後進育成や地域の医療連携にも力を注いでいる。

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