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子どもたちの笑顔に出会えた一日|三会合同イベントでチャーム作り体験

子どもたちの笑顔に出会えた一日

週末に、歯科医師会・歯科衛生士会・歯科技工士会の三会合同イベントに参加してきました。

このイベントは毎年開催されており、地域の皆さまに歯やお口の健康について楽しく知っていただくことを目的とした、地域に根ざした大切な取り組みです。
歯科医院での診療とは少し違い、子どもから大人まで多くの方が気軽に参加できる雰囲気の中で、歯科に親しんでいただける貴重な機会となっています。

会場では、歯やお口の健康に関する相談や体験コーナーなど、さまざまな企画が行われていました。
その中で歯科技工士会では、これまで毎年「手形作り」のコーナーを担当してきました。
小さなお子さまの手形を形として残せる企画は、ご家族にとっても記念になるもので、長年多くの方に喜んでいただいてきた取り組みです。

今年からの新しい取り組み

そして今年は、新しい試みとして、光重合レジンを使ったチャーム作りを行いました。

光重合レジンは、歯科の分野でも使用される材料のひとつです。
今回はその材料を使い、子どもたちが好きな形や色を選びながら、オリジナルのチャームを作る体験コーナーとして実施しました。

初めての企画ということもあり、準備段階では少し不安もありました。
子どもたちが楽しんでくれるだろうか、作り方は難しくないだろうか、時間内にうまく完成できるだろうか。
そんな心配もありましたが、実際に始まってみると、その不安はすぐになくなりました。

参加してくれた子どもたちは、並んだ材料を見ながら、
「どの色にしようかな」
「この形がかわいい」
「これを入れてみたい」
と、目を輝かせながら選んでいました。

一つひとつの工程に真剣に取り組む姿はとても印象的でした。
小さな手で材料を選び、自分だけの組み合わせを考えながら作っていく様子に、もの作りの楽しさを感じてくれていることが伝わってきました。

完成した瞬間の笑顔

そして、チャームが完成した瞬間。

子どもたちの表情がぱっと明るくなり、会場のあちこちから嬉しそうな声が聞こえてきました。

「できた!」
「かわいい!」
「おうちに帰ったら見せる!」
「もう一個作りたい!」

完成した作品を大切そうに手に持ち、何度も眺めている子どもたちの姿がとても印象に残っています。
自分で選び、自分で作ったものだからこそ、完成した時の喜びも大きかったのではないかと思います。

その笑顔を見ていると、私たちスタッフも自然と笑顔になりました。
準備の大変さも、当日の慌ただしさも、その瞬間にすべて報われるような気持ちになりました。

歯科技工士の仕事を知っていただく機会に

歯科技工士という仕事は、普段は歯科医院の中で患者さんと直接お会いする機会がそれほど多くありません。
入れ歯や差し歯、かぶせ物、矯正装置などを製作する仕事でありながら、その作業の多くは技工所の中で行われています。

そのため、地域の皆さまにとっては、歯科技工士の仕事がどのようなものなのか、なかなか見えにくい部分もあるかもしれません。

しかし、このようなイベントでは、地域の皆さまと直接触れ合うことができます。
子どもたちと一緒にもの作りをしながら、歯科技工士という仕事や、歯科で使われる材料に少しでも興味を持っていただけることは、とても意味のあることだと感じています。

今回のチャーム作りは、歯科の材料を身近に感じてもらえるだけでなく、「作ることの楽しさ」や「自分の手で形にする喜び」を体験してもらえる企画になりました。

もの作りの楽しさを伝えること

歯科技工士の仕事には、細かい作業や繊細な感覚が求められます。
色や形、質感、使う方に合った仕上がりを考えながら、一つひとつ丁寧に製作していきます。

今回のチャーム作りは、実際の歯科技工とは異なる体験ではありますが、「材料を選ぶ」「形を作る」「完成を楽しみに待つ」という流れの中には、もの作りの基本となる楽しさが詰まっていたように思います。

子どもたちが真剣な表情で取り組み、完成した作品を嬉しそうに見つめる姿を見て、もの作りには人を笑顔にする力があるのだと、あらためて感じました。

また、普段なかなか歯科に関わる機会の少ないお子さまにも、こうした体験を通して歯科を身近に感じてもらえるきっかけになれば嬉しく思います。

新しい企画への手応え

長年続けてきた手形作りも、とても良い企画でした。
お子さまの成長を形に残せる手形作りは、ご家族にとっても思い出になるものです。

一方で、今回のチャーム作りは、子どもたち自身が「選ぶ」「作る」「完成を楽しむ」という体験ができる企画でした。
その場で完成品を手にすることができるため、達成感も感じやすく、子どもたちの反応もとても良かったように思います。

初めての取り組みではありましたが、参加してくださった皆さまの様子を見ていると、このチャーム作りは今後も多くの方に喜んでいただける企画になるのではないかと感じました。

何より、完成した作品を嬉しそうに持ち帰る子どもたちの姿を見て、この企画がこれからも地域のイベントの中で定着していく手応えを感じることができました。

ご来場ありがとうございました

当日ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

子どもたちの笑顔や、ご家族のあたたかいまなざしに触れることができ、私たちにとっても大変嬉しい一日となりました。

また、準備から当日の運営までご尽力いただいた歯科医師会、歯科衛生士会、歯科技工士会の関係者の皆さま、本当にお疲れさまでした。
多くの方のご協力があって、このような地域に開かれたイベントが続けられているのだと感じています。

これからも、歯やお口の健康を身近に感じていただけるような活動、そして歯科技工士の仕事を知っていただけるような機会を大切にしていきたいと思います。

また来年も、多くの笑顔に出会えることを楽しみにしています。

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すぎちゃん

杉本 雄二(すぎもと・ゆうじ)プロフィール
エピテーゼサロン綴 代表。
歯科技工士/日本歯科技工学会 評議員/技工士教育・研究開発にも精力的に取り組む。
1984年に富山歯科総合学院 歯科技工士科を卒業後、石川県立中央病院 歯科口腔外科に勤務。
1994年に歯科技工所「デントニウム」を開設、2003年には法人化。
以来、歯科技工だけでなく、再建医療・審美分野への応用技術に取り組み、
人工乳房・耳・指などのエピテーゼ製作やカスタム手術ガイドの開発も行っている。
■ 主な役職歴
• 2014〜2020年:石川県歯科技工士会 会長
• 2022年〜:石川県歯科技工士連盟 会長
• 日本歯科技工学会 評議員
• 第41回日本歯科技工学会 準備委員長
• 2016〜2018年:日本歯科技工士連盟 理事
■ 海外発表・国際活動
• 2013年:国際歯科技工学会(韓国)にて発表
• 2017年:ベトナム国際セミナー「歯科医療に貢献する歯科技工」参加
• 2018年:アメリカ審美学会(AEED)にて発表
• 2019年:台湾・台南歯科医師会総会に招待参加
• 2025年:国際歯科技工学会 ポスター発表(優秀賞受賞)
■ 特許・共同研究実績
• 2011年:歯科用インプラントに用いるジグ(特許取得)
• 2022年:指エピテーゼの関節機能に関する共同研究(国立石川高専)
• 2024年:人工乳房の開発(金沢工業大学と共同研究)
• 2024年:口唇口蓋裂患者向け、ホッツ床とエピテーゼ一体型新技術の開発
________________________________________
「医療技術と美しさの両立」を目指して、患者一人ひとりのQOL向上に寄与する技工を日々探求中。
現在は、技工と形成外科・再建医療の融合分野にも取り組みながら、
後進育成や地域の医療連携にも力を注いでいる。

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