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遠い国の出来事が身近な生活に|温泉施設の休業で感じた世界とのつながり

遠い国の出来事が、身近な生活に

最近のニュースでは、アメリカやイスラエルによるイランへの攻撃、そしてそれに伴う石油供給への影響について報じられています。
こうした国際情勢のニュースを見ていると、正直なところ、これまではどこか「遠い国の話」として受け止めてしまうことがありました。

もちろん、ニュースとしては気になりますし、大変なことが起きているのだということは分かっています。
けれど、自分の日々の暮らしとは少し距離のある話のように感じていたのも事実です。
テレビや新聞の向こう側で起きていることで、自分の生活にはすぐには結びつかないような、そんな感覚がどこかにありました。

しかし今回、その影響をとても身近なところで感じる出来事がありました。
家の近所にある温泉施設が、重油の供給が困難になったため、15日から臨時休業するというのです。

これには本当に驚きました。
普段、何気なく利用していた場所が、こうした国際情勢の影響を受けて休業することになるとは、正直そこまで想像していませんでした。
ニュースで見ていた「石油の供給問題」が、まさか自分の生活圏の中にまで、こんな形でつながってくるとは思わなかったのです。

温泉施設は、お湯を沸かしたり、施設内の温度を保ったりするために、たくさんのエネルギーを必要とします。
その中で、重油が大切な役割を担っているということは、改めて考えてみれば当然のことなのかもしれません。
けれど、普段利用している時に、その裏側にどれだけ多くのエネルギーが使われているかまで意識することは、あまりありませんでした。

温かいお湯に入ること。
営業していて当たり前のように感じていた施設が開いていること。
そうした日常のひとつひとつが、実はさまざまな資源や仕組みに支えられているのだと、今回あらためて感じました。

普段は当たり前にあると思っているものでも、その背景には多くの支えがあります。
エネルギーもそのひとつです。
電気やガス、燃料といったものが安定して届くことで、私たちの生活は成り立っています。
けれど、そのどれかひとつでも滞った時、思っていた以上に身近なところに影響が出るのだと実感しました。

今回の出来事を通して感じたのは、私たちの暮らしが、思っている以上に世界の動きとつながっているということです。
遠い国で起きている出来事が、輸送や供給の流れを通して、日本の地域の温泉施設の営業にまで影響する。
そう考えると、「遠い国の話」では済まされないのだと思いました。

国際情勢というと、つい政治や軍事、外交の話として捉えてしまいがちです。
けれど実際には、その影響はもっと生活の近くまで降りてきます。
ガソリン価格や電気代、物流、食品、そして今回のような温泉施設の営業にもつながっていく。
そうしたことを目の前で見ると、世界の動きと日常生活は決して切り離されたものではないのだと感じます。

便利で快適な生活というのは、いくつもの仕組みがうまく動いているからこそ成り立っています。
エネルギーが安定して供給されること。
必要なものがきちんと運ばれてくること。
施設やお店がいつも通り営業できること。
それらは当たり前のようでいて、決して当たり前ではないのだと思います。

ひとつの出来事が、思いがけない形で生活に影響することがあります。
今回のように、ニュースで見ていた国際情勢が、近所の温泉施設の休業という形で現れると、そのことがとてもよく分かります。
これまで少し距離を感じていたニュースが、一気に自分ごととして感じられるようになりました。

また、今回のことは、エネルギーの在り方についても考えさせられるきっかけになりました。
これから先、こうした影響を受けにくい仕組みをどう作っていくのか。
特定の燃料に大きく頼りすぎない方法や、別のエネルギーの活用をどう広げていくのか。
そうしたことは、今後ますます大切になっていくのかもしれません。

もちろん、それは簡単に答えが出ることではありません。
設備の問題もありますし、コストの問題もあります。
けれど、今回のような出来事を目の当たりにすると、安定して使えるエネルギーの大切さや、ひとつの方法だけに頼らないことの重要さを改めて感じます。

私たちは普段、生活の中で多くの恩恵を受けています。
お店が開いていること。
お風呂に入れること。
温かい場所で過ごせること。
物がいつも通りに届くこと。
そうしたものは、平穏な時にはあまり意識しません。
けれど、何かが起きた時に初めて、そのありがたさや、支えている仕組みの大きさに気づかされます。

今回、近所の温泉施設の休業という身近な出来事を通して、私はニュースの見方が少し変わったように思います。
これまでは、どこか遠い場所の出来事として見ていた国際ニュースも、これからは「この先、自分たちの生活にどうつながってくるのだろう」と考えながら見るようになるかもしれません。

遠い国の出来事が、決して他人事ではない。
そのことを、今回とても身近な形で感じました。
そして、何気ない日常の中にも、世界とのつながりが確かにあるのだと思いました。

ニュースを見る時、つい大きな話だけで終わらせてしまいがちですが、その先には必ず暮らしへの影響があります。
どこか遠くで起きているように見える出来事も、巡り巡って自分たちの毎日に関わってくる。
そう考えると、世の中の動きに少し目を向けることの大切さも感じます。

今回のことをきっかけに、これからはニュースをもう少し自分の生活に引き寄せて見ていきたいと思いました。
「遠い話」で終わらせず、「身近な暮らしとどうつながっているのか」を考える。
そんな見方を持つことで、日々のニュースの感じ方もまた少し変わっていくのかもしれません。

普段当たり前にあるものが、当たり前ではないと気づくこと。
それもまた、大切な学びのひとつなのだと思います。

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すぎちゃん

杉本 雄二(すぎもと・ゆうじ)プロフィール
エピテーゼサロン綴 代表。
歯科技工士/日本歯科技工学会 評議員/技工士教育・研究開発にも精力的に取り組む。
1984年に富山歯科総合学院 歯科技工士科を卒業後、石川県立中央病院 歯科口腔外科に勤務。
1994年に歯科技工所「デントニウム」を開設、2003年には法人化。
以来、歯科技工だけでなく、再建医療・審美分野への応用技術に取り組み、
人工乳房・耳・指などのエピテーゼ製作やカスタム手術ガイドの開発も行っている。
■ 主な役職歴
• 2014〜2020年:石川県歯科技工士会 会長
• 2022年〜:石川県歯科技工士連盟 会長
• 日本歯科技工学会 評議員
• 第41回日本歯科技工学会 準備委員長
• 2016〜2018年:日本歯科技工士連盟 理事
■ 海外発表・国際活動
• 2013年:国際歯科技工学会(韓国)にて発表
• 2017年:ベトナム国際セミナー「歯科医療に貢献する歯科技工」参加
• 2018年:アメリカ審美学会(AEED)にて発表
• 2019年:台湾・台南歯科医師会総会に招待参加
• 2025年:国際歯科技工学会 ポスター発表(優秀賞受賞)
■ 特許・共同研究実績
• 2011年:歯科用インプラントに用いるジグ(特許取得)
• 2022年:指エピテーゼの関節機能に関する共同研究(国立石川高専)
• 2024年:人工乳房の開発(金沢工業大学と共同研究)
• 2024年:口唇口蓋裂患者向け、ホッツ床とエピテーゼ一体型新技術の開発
________________________________________
「医療技術と美しさの両立」を目指して、患者一人ひとりのQOL向上に寄与する技工を日々探求中。
現在は、技工と形成外科・再建医療の融合分野にも取り組みながら、
後進育成や地域の医療連携にも力を注いでいる。

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